ふたりりさいたる−先生へ−
4年前のある夏休みの夜
父さんと私は些細な事で喧嘩をした
あんまり覚えてないけど行儀がわるいとか
どーとかで口喧嘩になって
反抗期真っ只中の中学1年の私は
「いちいちうるせーんだよ!まじうぜえ」
「親にむかって何言うんだ!!」
「じゃあお前の子供やめるわ」
バタンッッ
勢いよく扉を閉め財布と携帯だけ持ち
家を飛び出した
後ろから待ちなさいと怒鳴り声が
聞こえたけどうざいとだけ思って
夜道を一気に走り抜けた