ふたりりさいたる−先生へ−
ゆみの決意
「やっぱ‥産むことにした」
ゆみがこう告げたのは倒れてから
2週間くらいたった帰りのHRのときだった
どんな答えをだしても応援する
浅野と2人で約束した
でも‥
「‥まな?ないてんの?」
やっぱ学校を辞めることを思うと寂しかった
「―‥ひっく‥ごめんゆみっ‥笑顔で‥うんっていおーと思ったのに」
「うん。まなありがとね。ごめんね」
「学校‥やめんだよね?」
「うん。ごめんね」
放課後の誰もいない教室
ゆみの前で続けた