あたしの好きは届かない



ガチャン


えっ?!


「なんで!?」


「なんでって、今日遊び行くんぢゃないの?」


「い、行くけど…早くない?」


ハハッと優は笑った

「香奈の方が早いだろ?」


「確かに」


「まっいーや!行こーぜ」


優はあたしの腕を引っ張って歩きだした


あたしは恥ずかしくて少しうつむいた


「どした?気分わるい?」


「あっ違うよ」


「そっか」

優はニカッと笑った





好きだよ…




「どこ行くの?」


「やっぱり遊園地だろ、女ってそうゆうとこ好きなんでしょ?」


「まぁそうですね」


「香奈が敬語使うとへんだぞ」


「なんだしっ」



「ハハッすねんな」



あたし達はタクシーに乗って、遊園地に向かった




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