あたしの好きは届かない

優ーーー




香奈と一緒に寝っ転がって空を見ていたらいつの間にか、眠ってしまった


夢をみた



俺には妹がいた
小さい頃、妹は俺のせいで死んだんだ


名前はミナ


ミナと俺は公園で遊んでいた

その頃、俺は中学3年生だった。ミナは小学2年生



公園から帰る途中俺達は駆けっこをして帰っていた



俺は、信号が点滅しているけど大丈夫だと思って渡った

それがいけなかったんだ


ミナは俺を追いかけて、信号が赤い時に飛び出してきた


一瞬


ミナが跳ねられた…


一瞬だったけどスローモーションみたいにトラックに跳ねられた



そこで、夢は覚めた


起きたら、香奈が泣いていた

俺が泣かしたのか?


そんな顔しないでくれ

俺は香奈に笑って欲しい


泣いてる顔より笑ってる顔の方が好きだ


香奈はいきなり走って出ていってしまった



明日、謝ろう


俺が何かしたのかもしれない…


ずっと待ってる
香奈が来るまで…


好きだから…

香奈の事がどうしようもなく好きだから、、、



まだ会ってまもない。だけど、香奈がいないと俺はもう、生きていけない…




それくらい、好きなんだ




待ってるから来てくれ香奈



俺はゆっくり立ち上がって家に帰った





ーーーー優


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