ずっと
~第二章~君の過去
私は、入学式の後百合と2人で公園に来た。
『百合…?』
『親の都合って??』
どーしても聞きたかった。
百合は気まずそーに話してくれた。
『卒業式の後お母さんがガンで倒れて、でも…』
『…えっ!?』
私は言葉を挟んだ。百合のお母さんは病気だったなんて。
『お母さんは私たちに内緒にしてたの。』
『意味わかんないよね。家族なのに』
『ウッッ』
百合は泣きだした。私はどぉ声を掛けたら良いのか分からなかった。
また、百合が続けた。
『それで仲が悪いかったお父さんと暮らす事になったの。』
『そしたらお父さんが金を掛けたくないらしく、都立にしろって言ったから、美香が行ってる学校が良いと思ってッ…』
そー言う事があったんだっ。
『何も気づかなくて…。ごめんね百合。』
『美香は悪くないんだから!気にしないでっ』