LOVE GAME...~君がいる世界~
1章...サクラ
ドキッ…ドキッ…。
私の心臓は破裂しそうなくらい激しく動いていた。
今日は中学校の“入学式”なのだ。
「…はい!三組入場!!」
この掛け声で私達は体育館へと吸い込まれていった。
パチパチパチ…
大きな拍手の中恥ずかしそうに下を向きながらアーチを通っていく。
自分の決まった椅子の前に来ると腰を下ろした。
緊張して硬直していると後ろから話しかけられていた。
「…ゆっ!?ねぇ~みゆってばあーーー!!」
ハッとしてすぐに後ろを向いた。
「あっ…ごめん!ちょっと緊張してて…カホ四組なんだね。クラス離れちゃったね…」
「そおだねえ…まあ三組遊びに行くしさ♪みゆも遊び来てよ!!」
「おっけー!いくいく~…あっ、もおそろ始まる!!また後で話そ~」
と軽くウィンクをして前を向いた。
そして入学式は始まった。
校長の話やら生徒会長の話やら…とにかく話が長かった。うとうとしているといつの間にか入学式は閉会の挨拶だった。
入学式を終えて各クラスに行った。
担任は50歳くらいのおばさんだった。
担任の話を聞き、手紙やら教科書やらを配られ…さようなら。
おもい荷物を鞄に詰めてカホと一緒に帰る。
2人とも疲れたのか、あまり会話をせずに家まで帰った。
帰ったらお婆ちゃんが
「学校どうだった?」
とニコニコしながら聞くもんだから
「楽しかったよ!!」
と答えるしかなかった。
入学式にも関わらず、咲いたばかりのサクラはすでに散り始めていた…
私の心臓は破裂しそうなくらい激しく動いていた。
今日は中学校の“入学式”なのだ。
「…はい!三組入場!!」
この掛け声で私達は体育館へと吸い込まれていった。
パチパチパチ…
大きな拍手の中恥ずかしそうに下を向きながらアーチを通っていく。
自分の決まった椅子の前に来ると腰を下ろした。
緊張して硬直していると後ろから話しかけられていた。
「…ゆっ!?ねぇ~みゆってばあーーー!!」
ハッとしてすぐに後ろを向いた。
「あっ…ごめん!ちょっと緊張してて…カホ四組なんだね。クラス離れちゃったね…」
「そおだねえ…まあ三組遊びに行くしさ♪みゆも遊び来てよ!!」
「おっけー!いくいく~…あっ、もおそろ始まる!!また後で話そ~」
と軽くウィンクをして前を向いた。
そして入学式は始まった。
校長の話やら生徒会長の話やら…とにかく話が長かった。うとうとしているといつの間にか入学式は閉会の挨拶だった。
入学式を終えて各クラスに行った。
担任は50歳くらいのおばさんだった。
担任の話を聞き、手紙やら教科書やらを配られ…さようなら。
おもい荷物を鞄に詰めてカホと一緒に帰る。
2人とも疲れたのか、あまり会話をせずに家まで帰った。
帰ったらお婆ちゃんが
「学校どうだった?」
とニコニコしながら聞くもんだから
「楽しかったよ!!」
と答えるしかなかった。
入学式にも関わらず、咲いたばかりのサクラはすでに散り始めていた…