狼クン達のオリの中③【完】
『それでも。
オレは。
由梨のこと。
好きだよ』
零れ落ちる涙を拭おうとせず、涼は言った。
『だから……。
キライなんて、嘘だって言ってるじゃん』
そんなあたしの言葉にかぶせ、
『オレは。
すげぇ好き。
自分でもどうしていいか、
わかんないくらいに』
『由梨はオレのこと好き?』
震える声で、そんな言葉を繰り返してた。
オレは。
由梨のこと。
好きだよ』
零れ落ちる涙を拭おうとせず、涼は言った。
『だから……。
キライなんて、嘘だって言ってるじゃん』
そんなあたしの言葉にかぶせ、
『オレは。
すげぇ好き。
自分でもどうしていいか、
わかんないくらいに』
『由梨はオレのこと好き?』
震える声で、そんな言葉を繰り返してた。