狼クン達のオリの中③【完】
「つまり……。
これだけ派手にやれば、親父も潰しにかかれねぇだろって、話」


そう言うと、涼は、さっきと同じ言葉を、ステージ上のパパに投げかけた。


「由梨さんとの結婚を……。
婚約という形で、お許しいただけますか? 社長!」


それに対して、パパは……。


満面の笑みで、こう答えた。


「もちろん。
娘をよろしくお願いします」


その瞬間……。
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