狼クン達のオリの中③【完】
そして……。


あたしに覆いかぶさる形で、あたしの顔の横に手をつくと……。


クスッと笑いながら、こう言った。


「由梨。
知ってる?
さっきオレが言った好きの言葉100回って……。
えっち1回につき、好きも1回だってこと」


「えっ!?」


「だから、由梨……。
100回目の好きの言葉を聞く頃には……。
いったい、どうなってんだろうな?」
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