共に行く者
オレはあえて孝一を見ず、そのまま温泉風呂に入り、寝ることにした。
他の2人も精神的に疲れていたんだろう。
早めの就寝となった。
オレは夢も見ず、ぐっすり眠れた。
とりあえず、肩の荷は下りたのだから…。
そして翌朝。
爽やかな起床。
朝食も大広間だったが、やっぱり利実は来ない。
今日は旅行会社のプラン通りの行動をしなければならない。
女性達に頼んで、連絡を取るように言った。
3人はイヤイヤながらも頷いた。
ケータイ電話で連絡を取ると、どうやら体調が悪いので参加しないと言っているらしい。
ガイドさんにそのことを伝え、オレ達は利実を旅館に残してツアーに参加した。
ここで残れば、また厄介なことになる。
幸いにも仲間達はツアーを楽しんでいた。
途中、土産物屋で利実への土産を買うか女性達が悩んでいたのを、オレは止めるように言った。
僅かな期待も持たせてはいけないと―。
彼女達は少し迷ったが、従ってくれた。
利実をこれ以上、甘やかしてはいけないと分かってくれたんだろう。
夕方、旅館に戻ると、ガイドさんは利実の様子を見に行った。
夕飯を大広間で食べていると、複雑顔のガイドさんが戻って来た。
どうだったか聞くと、暗い声ながらも大丈夫だと言ってきたらしい。
他の2人も精神的に疲れていたんだろう。
早めの就寝となった。
オレは夢も見ず、ぐっすり眠れた。
とりあえず、肩の荷は下りたのだから…。
そして翌朝。
爽やかな起床。
朝食も大広間だったが、やっぱり利実は来ない。
今日は旅行会社のプラン通りの行動をしなければならない。
女性達に頼んで、連絡を取るように言った。
3人はイヤイヤながらも頷いた。
ケータイ電話で連絡を取ると、どうやら体調が悪いので参加しないと言っているらしい。
ガイドさんにそのことを伝え、オレ達は利実を旅館に残してツアーに参加した。
ここで残れば、また厄介なことになる。
幸いにも仲間達はツアーを楽しんでいた。
途中、土産物屋で利実への土産を買うか女性達が悩んでいたのを、オレは止めるように言った。
僅かな期待も持たせてはいけないと―。
彼女達は少し迷ったが、従ってくれた。
利実をこれ以上、甘やかしてはいけないと分かってくれたんだろう。
夕方、旅館に戻ると、ガイドさんは利実の様子を見に行った。
夕飯を大広間で食べていると、複雑顔のガイドさんが戻って来た。
どうだったか聞くと、暗い声ながらも大丈夫だと言ってきたらしい。