共に行く者
利実と孝一、そして男2人がトイレに行った。
オレは残りの女性3人と共に、バスに戻る。
誰も戻って来ていなかったので、それとなく、利実のことを聞いてみた。
女性3人も何となく、利実の焦りを感じていたらしい。
でも態度や言葉には一切出さずにいるので、今の所は…という感じだった。
とりあえず最後まで気を抜かないようにと言って、オレは席に戻った。
やがて男2人が戻って来たものの、孝一と利実は一緒じゃなかった。
すると孝一が利実に呼ばれて行ってしまったのだと、不安顔で言った。
オレはすぐに立ち上がり、トイレに向かった。
しかし孝一と利実は近くにいなかった。
「どこに行ったんだ! アイツら」
まさか最後の最後で孝一を頼るなんて思わなかった。
でも考えてみれば、最初から利実は孝一を頼っていた。
だとすれば、最後に孝一を頼る事だってあるはずだと気付くべきだった。
2人が話をする場所…人がいない所を選ぶだろうな。
利実は自分を逆上しやすいタイプだと理解しているし…!
かと言ってそんな遠くへは行けないはずだ。
だとすれば、トイレの裏か!
オレは急いでトイレの裏に回った。
オレは残りの女性3人と共に、バスに戻る。
誰も戻って来ていなかったので、それとなく、利実のことを聞いてみた。
女性3人も何となく、利実の焦りを感じていたらしい。
でも態度や言葉には一切出さずにいるので、今の所は…という感じだった。
とりあえず最後まで気を抜かないようにと言って、オレは席に戻った。
やがて男2人が戻って来たものの、孝一と利実は一緒じゃなかった。
すると孝一が利実に呼ばれて行ってしまったのだと、不安顔で言った。
オレはすぐに立ち上がり、トイレに向かった。
しかし孝一と利実は近くにいなかった。
「どこに行ったんだ! アイツら」
まさか最後の最後で孝一を頼るなんて思わなかった。
でも考えてみれば、最初から利実は孝一を頼っていた。
だとすれば、最後に孝一を頼る事だってあるはずだと気付くべきだった。
2人が話をする場所…人がいない所を選ぶだろうな。
利実は自分を逆上しやすいタイプだと理解しているし…!
かと言ってそんな遠くへは行けないはずだ。
だとすれば、トイレの裏か!
オレは急いでトイレの裏に回った。