君に恋した瞬間、
今では、結構相談に乗ってくれていい奴っちゃいい奴。
「お前は、どうしたい訳?杷仔ちゃん欲しいの?それとも、一生片思い続けるつもり?」
「・・わっかんね」
正直、どうしたいかなんて俺には分かんない。
このあやふやな感じが一番嫌い。
だけど、一番居やすい。
どちらにでも、傾けるから。
冷は、そのあと杷仔のことには話を持ってこなかった。
急にテンションを上げて、俺に彼女の自慢をしてくる。
彼女のストレートの髪の毛を触るのがすきとか・・。
白い肌がすきとか。
別に俺には関係ないし、興味なんてないけど。
相談に乗ってもらってるのに、そんな風にいうのも悪い気がして笑って相槌を入れる。