君に恋した瞬間、
「初めは嫌だったけど、なんかもう気にしなくなった・・。慣れたんだよ、こういう生活に」
無表情でそう切り返す。
正直、どうでもいい。
こんな人生なんてどうでもいい。
気にしていたってしょうがないんだ。
冷は、それからその事について話さなかった。
ただ、ふーんと風に流されそうなほど小さく言っただけ。
沈黙が流れる。
黙々と箸を進めるもやはりこの沈黙に耐えられない。
いつもわいわい、ギャーギャー喋ってる冷がこんなに大人しいと気持ち悪いわ・・・。
「なぁー・・冷「そーそー!!」
耐えかねた俺が、少し明るめに冷に話しかけようとしたとき、それに被るように冷が大きな声で喋りだした。