君に恋した瞬間、
まるでそれは、突然だった。
今まで全く意識してなんていなかったのに。
これっぽっちも、ただの幼馴染だとしか感じてなかったのに。
俺にとってこいつは、何?
って聞かれたら、そりゃ生まれたときから隣の超幼馴染。
・・・・だった筈。
なのに、中学に入ってから変わったこの感情。
高校生になった今でも変わらないこの感情、この思いは・・・何?
「俊平ー、おーい寝過ぎ」
その声が耳に届き、俺は薄っすらと目を開く。
やべぇ、夢でもあのこと考えてる。
30分前にセットしていた目覚まし時計が未だにまだ鳴り続けている。