君に恋した瞬間、


まるでそれは、突然だった。


今まで全く意識してなんていなかったのに。



これっぽっちも、ただの幼馴染だとしか感じてなかったのに。





俺にとってこいつは、何?


って聞かれたら、そりゃ生まれたときから隣の超幼馴染。



・・・・だった筈。



なのに、中学に入ってから変わったこの感情。



高校生になった今でも変わらないこの感情、この思いは・・・何?




「俊平ー、おーい寝過ぎ」


その声が耳に届き、俺は薄っすらと目を開く。


やべぇ、夢でもあのこと考えてる。



30分前にセットしていた目覚まし時計が未だにまだ鳴り続けている。








< 2 / 61 >

この作品をシェア

pagetop