君に恋した瞬間、
かと言って、行かないで無駄にずっと待たせとくのも悪いと思うし・・・。
ふらっと言って、適当に話し聞いてばっさりだったからなぁ~今まで・・・。
それじゃいけないとか、冷にも言われたし・・・杷仔にも怒られた。
杷仔に言われたとき、どうしようもなく苦しかった・・。
好きな奴に、真面目に告白をうけて来いとか言われたら、流石に誰でもショックでしょ?
行きたくねぇー・・・。
・・・けど、行くしかねぇーんだろう・・な・・。
「ま、行って来るわ。もし杷仔が来たら先帰れって言っといて」
だらだらに下げたズボンを引きずりながら、俺は教室を出た。
他の教室から、たくさんの声が聞こえる。
その中に、杷仔の声があるのか・・・つい探してしまう自分が居た。
やんなるわ・・・俺。
そう思っても、杷仔の声を探し続けてしまう自分。