恋愛同盟

その瞳が私を見つめる。



「…嘘だ」



「…へ?」



「三番目なんて、嘘だ」



「何言って…」



「付き合ってもいいと思った三番目の女に告白する…なんて普通そんな風に考えないだろ」



…確かに。


“普通”はそんな事考えない。


でも私がそれに違和感を抱かなかったのは…



< 134 / 221 >

この作品をシェア

pagetop