恋愛同盟

美緒は俺の首に手を回し、腕に強を込める。


なんとも大胆な行動に、目眩がしそうになった。



「私も!!」



「……は?」



本当に予想外だ。


美緒が俺の事好き?


…マジかよ。



フられる前提で話していたから、この展開が夢なのかとも錯覚しそうになる。



…いや、これは現実だ。



美緒の暖かさが十分に伝わってくる。


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