恋愛同盟

「…んん…」


絡め取られた舌に思考が奪われる。


こういうキスはいつまで経っても慣れない。


窒息死させられんじゃないの?
私、このまま死んじゃうんじゃないの?


呼吸ができないのと、破裂しそうな心臓でもう何がなんだかわからない。


ただ、隼人に任せるまま…



「は…やっ…と」


苦しくなって隼人の服の裾をギュッと掴むと、やっとの事で話してくれた。


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