ラスト・ラン 〜僕らの光〜
気が付くと、私はいつの間にか写真立てを胸に抱きしめて眠りに落ちていた。
何時間程、そうしていたのだろう。
寝起きでぼんやりとしながら壁時計を眺めているとインターホンが鳴り響いた。
階段を降りてリビングルームに設置されている液晶画面を見るや否や、急いで玄関先に向かう。
扉を開けると、門の向こうに彼の姿があった。
目が合うと彼は軽く会釈をして、優しく微笑んだ。
「三浦君…」
昨日の今日だ。
もう彼は来てくれないと思っていた。
「おはよう。青柳」
何もなかったように目を細める彼に少し戸惑いながらも、私も笑って挨拶を返した。
「おはよう。三浦君」
「今日もいい天気だな」
「そうだね」
何時間程、そうしていたのだろう。
寝起きでぼんやりとしながら壁時計を眺めているとインターホンが鳴り響いた。
階段を降りてリビングルームに設置されている液晶画面を見るや否や、急いで玄関先に向かう。
扉を開けると、門の向こうに彼の姿があった。
目が合うと彼は軽く会釈をして、優しく微笑んだ。
「三浦君…」
昨日の今日だ。
もう彼は来てくれないと思っていた。
「おはよう。青柳」
何もなかったように目を細める彼に少し戸惑いながらも、私も笑って挨拶を返した。
「おはよう。三浦君」
「今日もいい天気だな」
「そうだね」