新しい自分

事故

PPP~♪

「はい、もしもし。」
「皓也?たいへんや!」
「は?渡?」
「どうした?こんな夜に。」
「碧が、倒れたんや。」
「・・・は?嘘はやめろよ。」
「ほんまや!OOO病院に来れるか?」
「行ける。大丈夫なのか?」
「たぶん、、、。はよ、来てな!!」
ガチャ


~病院~
「碧・・・。」

いま、
私は寝ている。
このまま
眠り続けたい。
でも、
皓也君に会いたい。
また、喋りたい。
そう思うのは、
何故だろう。
遠くで
皓也君の声がする。
私、死ぬのかな・・・?

「・・い、おい!」
「・・・?」
「碧が目ぇ覚ました!!」
「ここは・・・?」
「お前、倒れたらしいぞ?」

私、倒れたの?
・・・あ、そういえば、
頭が痛くて・・・

「大丈夫なのか?」
「大丈夫。」(口パク)

声が出ない・・・・・

「声が出ない。」(口パク)
「おい、何とか言え・・・」
「声が出ない」(口パク)
「もしかして・・・声が出ないん?」
コクン
「なんだよそれ・・・・。」

分からない。
自分に何が起こってるのか、
全然わからない。
これからどうなるのかも
分からない・・・。
不安と悲しみしか残らない。
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