デート。[短編6P]
お腹がすいて
ご飯を食べることに





でも、どこも混んでて
あまり、入れそうにない




近くにあったパン屋さんでパンを買って、ベンチに座って食べた





最初は無言




だけど
どんどん緊張がほぐれて会話が弾んできた





2人でずーっと喋って
気がつけば
少し暗くなっていた





「…水族館、今度にしよ。もう、帰ろっか」
「…うん」





また、2人で
地下鉄に乗った



今度は、無言じゃなく
ちゃんと会話した





同じ駅で降りて
ゆっくり
歩き始めた






「…手、繋いでいい?」



急に聞かれて
少し、戸惑ったけど

「…コクン」

私は、小さく頷いた




手が重なって
自然と恋人つなぎに






…あったかい





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