夢の唄
第1章 欲しいもの
小さいころから読んでいたあの物語ー
「いつの日か王子様が来て
意地悪な継母らとさよならして
2人で素敵な人生を送る」
あたしの所にも
王子様は来てくれる…よね?
ずっと信じ続けた「夢」
大人になれば
そんな事は「叶わない」
当たり前のようにみんな分かってるけど
あたしは信じていたい
「運命の王子様が来てくれる事を。」