新着メール１件☆

「…ゴメン。
言いすぎた…。でも本当に邪魔しないで。
あたしが決めたことだから。」


辛いとかそういうんじゃない。
ただあの頃はあたしをいじめたアイツらを見返してやりたかった。
もう戻ることはできないのに、あたしは間違っていた。


「もしかして、寂しいの?
誰かにいじめられたとか…。」


「はっ…」

ビックリした。
コイツ、どこまで知ってんの…。
あーそっか。最近はこういうので死んでる奴らが多いからか。


「何を悩んでるのか、知りたい。
あなたが死のうとしてる理由、教えて?」


驚くほど柔らかい笑みだった。
今までその笑顔でどれほどの女男を落としてきたんだろうってくらい。
人を引きつける、そんな優しい笑顔だった。


「聞いたってあんたには分からないよ。
色んな人から好かれてそうなあんたには。」

「分かるよ!!
あたしには、分かるの…。
あなたのキモチ、何でか分かるの。」


何言ってんのコイツ。
頭おかしくなったんじゃない?
そんな経験したことないくせに。

やっぱただの偽善者じゃん。
ちょっとでも信じようとしたあたしがバカだった。