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「あの・・・」
あたしのキモチに気づいたのか先パイはあたしを手招きした。
先パイについていくと屋上に着いた。
「秋本先パイっ・・・
あの・・・!」
秋本先パイは前を見たまま後ろを向いてくれない。
「この間は、勝手な事ばっかり言ってスイマセンでした。」
喋っても後ろを向かない秋本先パイに少し不安を抱きながら、また口を開いた。
「私、初めてなんです。
こんなに戸惑うの・・・
メールもしてくれないし、電話もくれない。
もしかしたら嫌われたのかなって・・・
こんなに・・・こんなに・・・
人を好きになったこと、今までなかった・・・!」
「・・・!!」
とっさに後ろを振り向いた先パイの顔は驚きに満ちていた。
でもあたしのキモチは止まることはなく、どんどん溢れていった。
まるで今まで溜めてきたキモチが溢れ出すように・・・