新着メール1件☆



「あの・・・」



あたしのキモチに気づいたのか先パイはあたしを手招きした。


先パイについていくと屋上に着いた。




「秋本先パイっ・・・
あの・・・!」



秋本先パイは前を見たまま後ろを向いてくれない。



「この間は、勝手な事ばっかり言ってスイマセンでした。」



喋っても後ろを向かない秋本先パイに少し不安を抱きながら、また口を開いた。



「私、初めてなんです。
こんなに戸惑うの・・・

メールもしてくれないし、電話もくれない。

もしかしたら嫌われたのかなって・・・

こんなに・・・こんなに・・・



人を好きになったこと、今までなかった・・・!」




「・・・!!」



とっさに後ろを振り向いた先パイの顔は驚きに満ちていた。


でもあたしのキモチは止まることはなく、どんどん溢れていった。



まるで今まで溜めてきたキモチが溢れ出すように・・・




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