鏡の中の少女
昼間のお祭りは、花火大会の時とは違って…小学生達が御神輿や和太鼓 横笛を吹いていた。
「ん…アレ、懐かしいなぁ~。俺も和太鼓を、叩いたことあるんだぜ!」
私が、物珍しさで足を止めると翼も足を止めて子供達を見た…
『あれぇ!翼君じゃーん!』背後から、女の子達の声が聞こえ振り返ると三人の浴衣の女の子が走って来た。
「あー今日用がって…」
中でもかなり派手な女の子が、言いかけてやっと私に気付いたらしく…瞬間 何とも言えない空気が流れた……。
「ねぇ…もしかして、前の学校の?」
「いんや、ここで…」
私は、その空気に耐えられず手を離そうとした。
「ダーメ!手は離さないよー?…あーっと悪いけどさ邪魔。」
「邪魔ってなによ!?」
「だって邪魔なんだもーん…やっと二人で居られるってのに、お前らに邪魔されたくねぇっ!」
私は…私と居る時と全く態度の違う翼の他人に対しての態度や言葉遣いに驚いていた。多分、元は人見知り(自分の興味対象以外にどうでもいい)なのかもとチラッと思ってしまっていた。(普段は、まるきりワンちゃんなんだけどな)
翼は、それだけ言うと私を引っ張って屋台の方に移動した…けど翼は、あちこちから声をかけられる人気者だったからこそ私には余計に別の次元に住む人種に……。まぁ私自身が思ってしまっているだけかも知れないけど
「なあ、蛍!あーっ、あのさ…俺…嘘じゃねぇからな!もっと、良い男に…アイツに負けない男になるから…なるから」
「う、うん…????」
「はぁ~どうせ、判ってねぇよなぁ~いいや、とにかく、俺は味方だってこと!ん~蛍ちゃん…」
懐きまくる翼との、祭り
は色々と感じる所はあったがもっと色んな楽しい事がしたいと思い始める一日だった。
「ん…アレ、懐かしいなぁ~。俺も和太鼓を、叩いたことあるんだぜ!」
私が、物珍しさで足を止めると翼も足を止めて子供達を見た…
『あれぇ!翼君じゃーん!』背後から、女の子達の声が聞こえ振り返ると三人の浴衣の女の子が走って来た。
「あー今日用がって…」
中でもかなり派手な女の子が、言いかけてやっと私に気付いたらしく…瞬間 何とも言えない空気が流れた……。
「ねぇ…もしかして、前の学校の?」
「いんや、ここで…」
私は、その空気に耐えられず手を離そうとした。
「ダーメ!手は離さないよー?…あーっと悪いけどさ邪魔。」
「邪魔ってなによ!?」
「だって邪魔なんだもーん…やっと二人で居られるってのに、お前らに邪魔されたくねぇっ!」
私は…私と居る時と全く態度の違う翼の他人に対しての態度や言葉遣いに驚いていた。多分、元は人見知り(自分の興味対象以外にどうでもいい)なのかもとチラッと思ってしまっていた。(普段は、まるきりワンちゃんなんだけどな)
翼は、それだけ言うと私を引っ張って屋台の方に移動した…けど翼は、あちこちから声をかけられる人気者だったからこそ私には余計に別の次元に住む人種に……。まぁ私自身が思ってしまっているだけかも知れないけど
「なあ、蛍!あーっ、あのさ…俺…嘘じゃねぇからな!もっと、良い男に…アイツに負けない男になるから…なるから」
「う、うん…????」
「はぁ~どうせ、判ってねぇよなぁ~いいや、とにかく、俺は味方だってこと!ん~蛍ちゃん…」
懐きまくる翼との、祭り
は色々と感じる所はあったがもっと色んな楽しい事がしたいと思い始める一日だった。