只今、受験生
さっそく家に帰って部屋にとびこんだ。
枕に顔をつけ、騒ぎまくる。もちろん下には聞こえない。
『ごぉぉぐぅぅらぁぁれぇぇだぁぁ』
もう興奮。告白なんてされたことないとおもうー
『無口でクールな石岡君!それに、あたしだけにやさしぃ。それにそれに、もてている。超さい・・・・。』
「恵理子、何してんの?」
『え・・・?聞いてた?』
「いやぁ、途中から聞いたんだけど。」
『もー。とっとと出ていけー』
あたしは、ママを部屋から追い出した。
ピピピピピピ
丁度よく携帯がなった。
電話だ。
「よっ。えーりーこっっ。石岡君と帰っているところ見たよん☆」
万理・・・。
『補修じゃなかったの?』
「んー。石岡君に恵理子と一緒に帰ったら?って言ったら何も言わなくてそれで、万理はまあ恵理子と一緒に帰らんようにしてね、恵理子が門から出ていくのを石岡君が見ておっかけていったから・・・。」
『はー??ってかそれで嫌なことあったんだけど。』
「襲われたの??」
『バカーー。襲われるわけないでしょ。』
万理はバカなこと考えるなあ・・・。
「じゃあ何?」
『告られた・・・。』
「えー。超いいじゃん。ってゆぅかぁ明日の朝一緒にいけれないから。じゃ、ばいばー」
ったく、もう万理は・・・。
自分勝手だけど憎めない自分がいる。