只今、受験生

そして、金閣寺や銀閣寺を見学してタクシー研修してもう夜になった。

ホテルの部屋は、瑠奈とあたしと、佳澄。

万理と萌は二人部屋だ。

「佳澄ね、相談があるんだ。克哉のこと。」

佳澄・・・。この話はやばいよ。

「どんな話?」

瑠奈はちょいきつい態度。

「万理と克哉、付き合っているのかな・・・。克哉と万理すごく仲いいから。」

ちょっと、いつもより暗い佳澄をみると同情しそう・・・。

ダメダメッッ。同情したらやばい・・・。

落ち着け!自分。

「別れた彼氏のこと好きなら捨てる佳澄はわるいじゃーん。ね、恵理子?」

『う・・・うん・・・。』

「そ、そうだよね・・・。」

ホテルのお風呂では、各部屋で各自ではいることになっている。

「ねえ、水ぶっかけてやんない?これなら先生にもばれないし。」

瑠奈の考えそうなことだなと思った。

『で、でも・・・。』

「やんないの?やれないの?」

きつい態度で鋭く睨まれ、「するよ・・・。」としかいいようがなかった。

「三人で風呂はいろー。」

もうお風呂は沸かしてあったので、あとは入って水をかけるだけ。

本当はかけたくない。
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