君日和


鋭い突っ込みをするくせに

その家、そのおばさんの娘とは思わず

お化けや天使に思ったのだ。


天然というか鈍感というか。



しかし、和弘が葵をお化けや天使に見間違えるのは無理もなかった。

幼い頃の葵はとても色が白く

そして、天使の様に笑顔の愛らしい子だった。

無論、現在もそれに変わりはない。



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