君日和


そこの所は定かではないので

あとで和弘にインタビューしてみたいと思う。



「葵、和弘くんにご挨拶は?」

「こんにちは」

「和弘、葵ちゃんにご挨拶は?」



母親に挨拶を急かされると和弘は

やや紅潮のおさまった顔を葵に向け



内緒話でもするかのような小さな声でボソリと言った。



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