君日和


「こんにちは。向かいに引っ越して来た野島と言います。これ、つまらない物ですが……」



母親が丁寧に挨拶をする傍らで

和弘は怪訝な顔をしながら

無駄口を叩いた。



「つまらない物ならあげるなよ」



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