君日和


和弘は5歳にしては中々、鋭い突っ込みを入れる少年で


一言で言えば、くそ生意気なガキだ。


まぁ、すかさず

頭頂部あたり傾斜16%くらいの角度から

手を45度にして殴ってやった。



和弘がオレを軽く睨みながら

また懲りずに無駄口を叩こうとしたその時

おばさんの少し後方に人影が見えた和弘は

頭を斜めにして、玄関から部屋の方を覗き込んだ。



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