地味な教師は俺様ホスト?!【完】
「このままじゃ歩けそうにもないな…」
先生のそう言った声が聞こえたかと思ったら
急に私の体が浮いた。
「へっ?」
急すぎて私の頭はついていけない。
なんで私浮いてるの?
まぁ浮いてるなんてそんな奇跡が起こっているはずもなく
よく見ると私は先生にいわゆるお姫様だっこをされていた。
「せ、先生!歩けますからおろしてください!!」
「うるさい。病人は黙ってろ」
「うっ…」
冷たい声でそう言われたので思わず黙ってしまう私。
今ので無駄に熱をあげた気がする。