地味な教師は俺様ホスト?!【完】
「わかってるよ…好きなやつは?」
この前も聞いてなかった?
だからいますよ目の前に…
このまま言えたら楽なんだろうけどそんな勇気があるはずもなく
「いるかもしれないですね」
私はあやふやに答えるだけだった。
そうだ、逆に私が聞いてみようかな。
「そんなことより先生は好きな人いるんですか?」
「気になるやつはいるかもな」
あっ、完璧に失恋。
あっけないな私の恋…
「いいな…」
心の中の声が思わず口から漏れてしまい
それを地獄耳の先生は聞き逃さなかった。