地味な教師は俺様ホスト?!【完】
「それより熱は?」
「あっ…」
私の言葉は華麗にスルーされたけど
そう言えば私病人だったっけ?
でも熱はない?
と思ったら急に頭が痛くなってきた。
緊張の糸がとけたからだろうか?
「泣いたからまた熱出たか?」
さっきとは違って本当に心配した顔で見てくる先生。
「ちょっと寝ます…」
「あぁ…」
私は布団にもぐる。
そう言えば聞いてなかったかことがあった…
「あの先生…」
「うん?」
「私たち付き合うんですか?」
両思いってことはわかったけど付き合うかは聞いてない。
先生はニコッと笑うと
布団にもぐった私の顔に近づき
『付き合うんじゃなくて付き合ってるんだよ』
そう私の耳元で甘く囁いた…