地味な教師は俺様ホスト?!【完】
それから結局一週間私は学校を休んだ。
仮病ってわけじゃなくて本当の体調不良。
それが精神面からきているものってことは言うまでもないけど…
「今日は行こう…」
体調は万全ではないけど毎日のように夏美からメールが来て
さすがにもう心配はかけられない。
先生からはというと、やっぱりメールも電話も来なくて
それが二人の関係を終わらせたことを物語っていた。
「約束か…」
最初にした約束がこうもあっけなく破られるなんて、約束ってこんなに弱いものだったんだなとあらためて感じる。
今さら言っても遅いんだけどね。
「よし・・行くかっ」
とにかく今の私には誰にもこの沈んだ気持ちがばれないように
いつものように振る舞うことが大切だよね。
そう心の中で思いながら学校へと向かっていった。