地味な教師は俺様ホスト?!【完】
先生と会うこともなく無事に学校に着いた私。
教室に行くと真っ先に近寄ってきた夏美。
「千佳…おはよ。大丈夫?」
「おはよ…何が?」
でもいつもと違ってテンションはだいぶ下がり気味。
まぁこの原因を作ったのは私なんだろうけど…
「一週間も千佳が休むなんて初めてだったからさ…」
「ごめんね、心配かけて。でももう大丈夫だからさ」
そう言って笑う私を夏美は悲しそうな瞳で見つめる。
まるで私の嘘を見透かしているようで私にはそれがまた辛かった。
「顔色まだ悪いよ?」
「そう?気のせいだよ」
そう言って私は自分の席に向かうと夏美もそれについてくる。