地味な教師は俺様ホスト?!【完】




そしてその日の6時間目。


私はとても辛い時間を過ごしてた。


なぜならその時間は国語の時間で先生が教室にいるから。


先生は相変わらずの髪形で表情は読み取れないけど


あきらかにこっちを見ようとしていないのはわかる。


それが辛い。今すぐ逃げ出したくなるくらい辛い。




「ふぅ・・」




誰にも聞こえないくらい小さい溜息をつく。


先生を見ていると辛いのに辛いはずなのに


好きという気持ちもあふれてきて、とても複雑な気持ちになる。


それが辛さにつながるのかもしれないけど…


チラッと先生を見るけどやっぱりこっちを見る気配はない。


もういっそ寝てしまおうか…


いや、寝ないまでも机に伏せてしまえば先生を見ることもない。


うん、そうしよう。


私は普段なら絶対にしないけどこの辛さには勝てず寝たふりをすることにした。




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