地味な教師は俺様ホスト?!【完】
涙の理由





私はあれからすぐに夏美と帰った。


夏美とは家の方向が反対だから校門までしか一緒じゃなかったんだけどね。


マンションについてからは勉強してご飯を食べることくらいしかやることもなくて


お風呂で時間を稼ごうかなと思ったけどもともと長い時間お風呂に入っているのが苦手な私には難しいものがあった。


さっさと寝ようと思ったけど一週間ずっと寝ていたせいか全然眠くない。




「出かけようかな…」




先生との約束はきっと無効だろうしひさしぶりに夜の街を散策しようかな。


私は少し大人っぽい格好に着替えマンションを出る。




「夜の街ってこんなに静かだったけ?」




シーンとまではいかないけどなんていうか深夜のせいか人が少ない。


そりゃ静かに感じるのもしょうがないか…


そんなことを思いながらとりあえず私は先生が働くお店の近くまできてみた。






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