地味な教師は俺様ホスト?!【完】
お店の近くにきてまた後悔する私。
こんなとこきてどうするんだろ…ただ辛いだけじゃん。
「今日は先生いるのかな…?」
辛いけどやっぱり先生がいるのか気になる。
私は少し隅のほうでお店を眺めるけど先生らしき人物はいないようだ。
「そんな都合よく現れないか…」
「何が都合よくなんだい?」
私の言葉が言い終わると同時に聞こえた声に私はびっくりして固まる。
振り返るとそこには健也さんがいて不思議そうに私を見ていた。
「どうしたんだい、こんなところで?」
「いや、別に…たまたまここを通ったんで…」
「通ったって…こんな深夜に一人なんて危ないだろ」
「す、すみません。すぐ帰りますからっ」
そう言って私が帰ろうとしたらガシッと健也さんに腕を掴まれた。