地味な教師は俺様ホスト?!【完】
突然のことに頭がついていかない。
なんで私は健也さんに腕を掴まれてるの…?
「ちょっとここで待ってなさい。今、竜を呼んでくるから」
「え?!い、いいです!仕事中ですから!」
「大丈夫、あいつ今日仕事の日じゃないからそろそろ帰るはずだし」
「で、でも!」
今は絶対先生に会いたくない!
私は全力で拒否したが健也さんはすでにお店に向かっていて私の言葉は耳に入っていないようだ。
「はぁ…」
逃げようか悩んだけど、心配してくれた健也さんに申し訳なくて素直に待つ私。
そんなモヤモヤした気持ちのまま先生を待っていると
お店の裏口からホスト姿の先生が出てきてこっちに向かってくる。
私はそれを見た瞬間なぜかかけだしそうになったけど
先生に腕を掴まれそれは阻止された。