地味な教師は俺様ホスト?!【完】
私が必死に涙を止めようとするけど一向に溢れることをやめようとしない涙。
なんでこんな時に限って出てくるんだよ…
「うっ・・ヒクッ・・」
それがまた私の涙の原因になり、さっきよりもひどくなる。
「千佳…」
先生の困ったように私の名前を呼ぶ声が聞こえ、再び慌てる私。
「ご、ごめんなさい。あの、さっ先帰ってください!私ちゃんと一人で帰りますから!」
『何言ってるんだ!!』
ビクッ
私の言葉に先生が怒りを露わにする。
先生は怖い顔でこちらに近づき私の腕をグイッと引っ張った。
「きゃっ?!」
それと同時に私はバランスをくずし前のめりになる。