地味な教師は俺様ホスト?!【完】
「千佳…?」
「すっ、すいません!久しぶりで…その…」
この緊張の理由を言葉にするのは難しくて口ごもってしまう私。
私はいったい何を言えばいいんだろ?
やっぱりこの前逃げてしまったことを謝るべき?
それとも深夜に出歩いたことについて?
いや、どっちも謝らなきゃいけないか・・・・
「ごめんなさい」
そう思った私はとりあえず謝罪の言葉を述べる。
先生はというと少しムッとした顔で私を見た。
「お前はさっきから何を謝ってるんだ?」
「えっと…全部?」
何をと聞かれれば全部としか言いようのない私。
なんだか情けなくなり
こんな私でごめんなさい。
と再び心の中で先生に謝った。