地味な教師は俺様ホスト?!【完】
「先生…?」
「うん?」
『私も愛してます』
そう言ってチュッと先生にキスをする。
大胆発言と言い、今日の私はまるで酔っている人みたい。
あえて言うなら先生に酔っているのか…
「千佳…」
「へっ?キャッ!」
先生は名前を呼んだかと思えば私の手を再び握り
さっきとは違ってものすごい速さで歩き出した。
「ちょっ…先生?!」
「うるさい黙ってろ。お前が悪いんだからな…」
なんだか機嫌が悪そうな先生。
私なんかした?
と思いつつもこれ以上は何も言えなくて
ただ黙って先生の手をもう一度強く握った。
その時、先生がギュッと握り返してくれたのは気のせいじゃないよね?
そしてその夜私たちは甘い夜を過ごした。