地味な教師は俺様ホスト?!【完】
「塾ってやっぱりすごいよな~。俺も無理やり行かされたけど、嫌でも先のことわかっちゃうし授業がよりつまんなくなってたよ」
そう言って笑う先生はどこか新鮮で
なんだかレアな物を見た気分。
「先生お坊ちゃんですもんね。そう言えば今日は夜のお仕事は行くんですか?」
「あぁ…もうそろそろ帰って準備しないと」
時刻は気づくと7時過ぎ。
もうこんな時間か、私も帰らないと。
「一緒に帰るか?俺、夜ある日はたいてい車だから乗せてくけど」
「いいんですか?」
「あぁ、天気も悪くなりそうだし」
確かに雨が降りそう。
ここはお言葉に甘えよう。
というわけで、私はその日先生の車で帰ることになった。