地味な教師は俺様ホスト?!【完】
「そんじゃ俺、今仕事だから。早く帰れよ」
そう言っていきなり私に背を向けて歩きだす先生。
いくらなんでもいきなりすぎる…
「まぁ…いいか」
夜中の12時過ぎに生徒が出歩いているっていうのに何も言わない先生。
テキトウなわけじゃなくてなんとなく優しいから聞かないでいてくれたような気がした。
「やっぱりおもしろいやあの先生」
そう言いながら私も先生と反対方向へと歩き出す。
今日はもう家に帰ろう。
そう思ったから。