地味な教師は俺様ホスト?!【完】
「あの健也さんは…?」
「俺の代わりに客の相手してくれてる。お前が一人暮らしって話したら送ってそのままお前の看病してやれだとさ」
「か、看病?だ、だだだっ大丈夫です!」
どんだけ動揺してるの私?
むしろ大丈夫ですか?
「大丈夫じゃないみたいだな。タクシー呼ぶからもう少し横になってろ」
そう言って私にかかっていた毛布を綺麗に直してから携帯を取り出し
タクシーを呼ぶ先生。
私は先生に聞こえるか聞こえないかくらいの声で
「ありがとうございます」
と言った。
先生は気づいてくれたのか私に顔を向けて優しい顔でほほ笑んだ。