女子高生はダメですか?

「もしもし?」

マサ
「もしもし?」


「あっ…はっ初めまして…」

マサ
「プッ!初めまして!
って言うのもおかしくない?」


「フフッ!だよね?
でも声は初めてだから〜
初めましてでいいのっ!」



マサ
「はははっ!そっか♪」




「うん!!そうだよぉ♪」



マサ
「うん!!
想像してたよりカワイイ声で
良かったぁ(笑)」




「ん?想像してたより?」



マサ
「うん!!もっと
おっちゃんみたいな声かと
思ってたぁ(笑)」




「えぇ〜?!おっちゃん?!
ひっどぉ〜い!!もう!
電話切るぅ!」



マサ
「はははっ!嘘!嘘!
冗談だから切らないでぇ〜!
イメージ通りカワイイ声
してるよ!」




「フンッ!聞こえな〜い(笑)」




僕たちはこんな子供みたいな

会話を交えながら

しばらく話をした。



当たり前の事だが

彼女の声が…

息遣いが

耳元に聞こえる…



たったそれだけの

当たり前の事が

嬉しくて…


つい声も張り気味に

なってしまう。



まったく…

子供じゃあるまいし…


…いや…

でも…

恋って…

いくつになっても

こうして子供みたいに

はしゃいでしまう…


そういうものなのかも

しれないな…
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