瑪瑙色スマイレージ
「次はこの方!」
「ノイモント・ハスタ、大賞を掴むとする。」
「ん・・・?これは・・・単にヴァンパイアモードになっただけのようですね。」
それで仮装って、さすがハンドでシュートを狙っただけのことはありますわね。
「じゃあこれは無効でいいよな。」
「だね。」
「3点でした!」
またあの子が点あげたのかしら?
ブンッ ガスァッ
どこから出したのかブラジルボクの太い枝でドツき更にドゴォアっと鉄拳をぶつけ、
「仮装せずに仮装大会とか正気!?地雷原で砂遊びする?てゆーかいっぺん死んでから殺されろ!」
・・・。私を超えるバイオレンスですわね。マノテッロ作品のバイオレンスクイーンの座は私よりあの人がふさわしいかもしれませんわ。とゆーより、確かに赦せませんわね。
ユラリ・・・
「プリシッラちゃん?まだ呼ばれて・・・」
「天誅ぅぅぅぅぅぅぅ!!!」
ドッグっシャァァァァァァァァァァァァァァ
「獣人に栄光あーれーぃ!」
「ぜ・・・前代未聞!仮装お嬢が殺人的キックで参加者を沈めたー!!」
ふんっ!大賞を取るためにみんな頑張って仮装しとるのに仮装しないでさんかするからこうなるがね(怒)
「プリシッラプリシッラ!名古屋弁になってますよ!」
はっ!
「気を取り直して、ペア枠で参加です。ヘンゼルとグレーテル!」
「やっと出番だよ。兄様♪」
「よし、じゃあみんなに見せてあげようか!ボクらのラァァァブラブパワーを!」
「えっと、この仮装はトウィードルダムとトウィードルディーですね。」
ガバッ
「ど、どうしたのよちるみ!?」
「あのヘンゼルさんとグレーテルちゃん不思議の国で見たことある!」
「チルチル、それは気のせいだよ?影山のせいだよ?」
影山って・・・あの人ですわね。作者もよく影山のせいってフレーズ使ってますわね。
「気になる点数は・・・ジャンガジャンガ・・・20点満点です!」
「魅せてくれたわね、2人のラァァァブラブパワー。で、カップル?」
きょっ杏香さんそれは・・・。
「「兄妹ですよー♪」」
「なにィそれってアリなのかよ?」
「イイ才太、愛にそんなの関係ないのよ?」
「才太も咲月もそんなの今どーでもEから。超シスコンと超ブラコンの力がこの満点を生んだのね。納得。」
「さぁお次はぁ!?」
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