瑪瑙色スマイレージ
影山のせいって・・・。
「しかしよくできてるわね。」
「採点どうぞ!」
「18点!細部まで見事に再現しつつもオリジナルの意匠を加えたとこがGOOD!」
「さあ次は!」
「私ね。」
ちゆりの仮装なんて単に猫耳と鈴をつけただけ、何の仮装かわかるはずありませんわ。
「これチェシャ猫?」
「よくわかりましたね。」
「こんなチェシャ猫もありよね?」
「地味めだけどアリ!」
「けどこれ仮装かどうかビミョーじゃない?」
意見は見事に分かれた。・・・。・・・。審査が続きますわね。妹ながらやりますわ。







・・・、まだですの?・・・、・・・まだ?
「ん~これはどうするかな。」
「似合ってるからいいけどこれは仮装としてアリか?」
・・・、・・・、・・・。
「だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!おみゃーらいつまで待たせるつもり!?さっさと決めやんせ!!!」
はうあっ!カッ、カーラ!?私が言おうとしてたのをカーラが言い出した!誰にも聞かれてませんわよね!?
「大丈夫だよ、プリシッラちゃん。使い魔の姿見えたり声聞ける人はそんなにいないから。」
ちるみ・・・。ですわよね。けど、待たせすぎですわね。
「お待たせしたした!気になる点数は・・・15点!」
・・・。あの仮装で15点、そんな超次元なことに驚きましたわ。
「さあさ次は彼女です。」
「さぁ、私のターンですわね!」
「プリシッラどぞー!」
バンババン
「こっ・・・これは・・・!翠星石?」
「けど違うとこあるよ?しかもオッドアイ再現されてないし。」
「これぞ翠星石versionePRICILLAですわ!」
「スゲェぞ・・・。再現度も独創性も高い!」
「恐いくらいよくできてるわ。」
みんなが私の仮装を・・・この感覚、たまらなくイイ!サイコー!!サイコ~ですわ!!!
「点数は・・・文句なしの20点満点!!!」
「GRAZIE!Moltcontento!」
ま、私なら当然ですわ。
「さぁ次はこのお2人!」
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