瑪瑙色スマイレージ
「さぁ~大賞取るぞヴェルジネ!」
いける!兄さんとなら大賞取れる・・・今ならそんな思える!
「またもペア枠!カヴァリエーレ兄妹!!」
「あぁっとこれは赤ずきんと狼ですね。」
「赤ずきんの仮装はよくできてるしよく似合ってるね。しかし赤ずきんの鎖の先には何があるんでしょう!」
「狼も似合ってるけど赤ずきんに食われてる感があるね。」
「赤ずきんの存在感は染岡さんの存在感よりスゴいね。」
「ミンチにしてやる!」
「いきなり狼が襲いかかってきたー!」
「狼退治はまっかせて!」
ぐいっ じゃららっ
「あぁっと、鎖の先には棺桶!」
バクンッ ガシャコっ
「棺桶の中にはガトリングガン!!」
ズガガガガガガガガガガガ・・・
「いきなり狼のジュゼッペに発砲!」
「これは・・・!これは次の演劇に使えるわ!!!」
「これは続荒野の用心棒でジャンゴが棺桶からガトリングガン出して悪のガンメンをなぎ払った時のシーンのパロディだ!」
兄さん!この寸劇なら大賞は取れるよ!
「さあ採点です!20点満点!!」
「やった!やったよヴェルジネ!」
「兄さん!満点だよ!!」
兄さんといれば、兄さんとみんながいればできないことはないんだ。
「次は彼女」
「ズババンと決めちゃうのだよ。」
「ヒトでの着ぐるみに何かついてますね。」
「これはゼニガタ海の流れヒトでの仮装のようですね。」
あ、サンドリヨンさんが自分の世界に入り込んだ。サンドリヨンさんって海の生き物がスイッチになってああなるんだよね。
「司会が自分の固有結界に入ってるけど採点タイム!16点!!」
「チェーッ満点じゃないんだ。ま、楽しかったからいいか。」
「最後のシメはこの人です!○色真のヒロイン・・・チルチル!!!」
さぁ、最後のシメがチルミスか。見せてもらうわ。チルミスの仮装!
「ど、どうかな?」
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